桜の咲く頃に
パタン。
自室に戻ると桜はドアを閉めベッドに顔を突っ伏して倒れ込んだ。
(…何も手につかない…)
机の上の教科書や参考書はそのまま適当なページで止まっているまま。
プルルル♪
「はい」
「おい桜さんよぉ、いつスタ練くんのよ?」
電話をかけてきた相手は望だった。
「あぁ、悪い悪い…ちょっと忙しくて…さ」
「はぁ?まさかお前恋でもしてんじゃねぇの(笑)?」
恋。
(誰に?)
「おい?もしもーし」
「あ…あぁごめん、うん、近いうちにスタジオ行くから」
そう言い電話を切った。
(恋?俺が?誰に?)
一瞬、春菜の顔が頭をよぎり、桜は頭を横に振った。
横に振ったせいでふらふらと眩みベッドに凭れるように倒れ込んだ。
(…なーにやってんだろ…俺)
そう思いながらも、そんな自分が嬉しくて楽しかった。
自室に戻ると桜はドアを閉めベッドに顔を突っ伏して倒れ込んだ。
(…何も手につかない…)
机の上の教科書や参考書はそのまま適当なページで止まっているまま。
プルルル♪
「はい」
「おい桜さんよぉ、いつスタ練くんのよ?」
電話をかけてきた相手は望だった。
「あぁ、悪い悪い…ちょっと忙しくて…さ」
「はぁ?まさかお前恋でもしてんじゃねぇの(笑)?」
恋。
(誰に?)
「おい?もしもーし」
「あ…あぁごめん、うん、近いうちにスタジオ行くから」
そう言い電話を切った。
(恋?俺が?誰に?)
一瞬、春菜の顔が頭をよぎり、桜は頭を横に振った。
横に振ったせいでふらふらと眩みベッドに凭れるように倒れ込んだ。
(…なーにやってんだろ…俺)
そう思いながらも、そんな自分が嬉しくて楽しかった。