イヂワル王子×天然お姫~ secretly case ~


「てか、さぁ~」


「何よ、魁」


「なんで、そんなにイヤがんの!?」

って、聞かれた。

「なんでか、知ってるでしょ!?」

って、いい返してやった。


つか、蒸し返すな~!!
うちに対しては、
思い出したくもない過去じゃい!!


それでも、

「俺、知らねぇ~し~!!」

しつこく聞いてくるし…
まぢ、ハラタツ!!(怒)
つか、うッざーい!!


「知ってるでしょ!?」

「知らねぇ~し~!!」


そんなふうに
ギャンギャン言い合って居たら


「うっせーんだよ(怒)」

今まで口を挟まなかった嵐が、
一喝したら魁が大人しくなった。


あー、良かった、良かった!!


まぁ、嵐怒ると怖いからね…。


そのまま、魁は嵐に睨まれて
縮こまってしまったから、
もうその話はしなかった。


ただ、あたしはボーッっと
憂が帰って来るのを待った。





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