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「俺が加奈子のこと好きだって、君は気付いてる?」

「…ええ。」

風邪をひいてるらしい加奈子の身体は、少し熱い。

「俺と一緒にいてくれる?」

「どうしようかしら。」

加奈子を見ると、加奈子は目を閉じ俺の背中に腕を回す。

俺は加奈子に口づけた。
加奈子は微笑んだ。

「わたしもあなたが好きよ。」

次の日、加奈子は学校に来なかった。
その次の日も、そのまた次の日も、加奈子を見ることはなかった。

加奈子は消えた。

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