キミの願いを
ヤキモチ
―――
「るーいっ」
「なっ、おまぇ……」
琉唯はあたしの格好を見て、唖然とした。
「じゃーんっ」
あたしが琉唯に見せたのは、猫耳のメイド姿。
「琉唯、萌えてる。」
「はぁっ!?ちゃうわ!!」
華がいつもみたいにニヤリと笑って、琉唯をからかう。
「今、見惚れてたもん」
「やめろやっ!」
琉唯って、基本的に女の子とは言い合いしかしないのか…?
お姉さんの美波さんとも、こんな様子だったし。
「つーか、なんでお前はそんなん着てんねん!」