キミの願いを

「琉唯って、塾とか行ってたの?」


「まあ、中学んときは一応。」


「へぇ~。行ってたんだ。」



無事にプリントも終わって、琉唯と帰り道を歩く。



「琉唯が塾に行ってるとことか、想像できひん。」


ちょっと可笑しくて、半笑いで言った。



「なんやねん。
お前、また関西弁うつってる」


言いながら、琉唯はあたしのおでこを軽くこついた。





「あれっ。居残り?」


< 12 / 146 >

この作品をシェア

pagetop