キミの願いを
なんでよりによって、琉唯と…
琉唯とキスする夢なんか…
「エマ、おはよー」
自分の席に座ると同時に、華が声をかけてきた。
「華ぁーっ!」
あたしは華に飛びついた。
「な、何っ?」
「聞いてよ!今日、悪夢で目が覚めちゃって…」
「なーに言ってんの?」
「お前は、日頃の行いが悪いから、悪夢なんか見るんとちゃうんー?」
意地悪そうに笑いながら、あたしに近寄ってきたのは、琉唯だった。
「ぅひゃあ!!!」
「何、その反応は。失礼やなぁ」
だって…
だってー…