キミの願いを

「あの…輝先輩…。」


「…ん?」


至近距離で、視線が重なる。




「あたし…まだ……」




「何…?」



輝先輩が呟く。




怖い…




「…その……」



怖いって、言わなきゃ…。





「エマ…?」



輝先輩にじっと見つめられる。





怖い…。



輝先輩に、







嫌われることが怖いんだ…。




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