キミの願いを

――「ほんとに、もういいの?」


次の日。



「うん。それより今は…早く忘れたいから。」



平静を保つには、輝先輩のことを忘れるしかない。




「何を忘れたいん?」



またまたあたしらの会話に、横から琉唯が入ってくる。





「琉唯には関係ないこと。」




言ってから、あたしは自分の席に着いた。





「はぁ?…何やねん…?」




< 86 / 146 >

この作品をシェア

pagetop