キミの願いを
「どういうこと…?」
「いや、ただの噂でしょ?そんなことあるわけ…」
「華!ほんとは、知ってたんじゃないの?なんで教えてくれなかったの!?」
華は、眉を寄せてあたしを見た。
「……」
なんで、そんなにごまかすの?
「…いいよ。他の子に聞く。」
そう言って、今話していた女の子たちのほうに近寄った。
「ねぇ。琉唯が昨日、何したの?」
女の子2人は、あたしを見て少し戸惑った様子を見せた。
「お願い。教えて?」
「なんか…お昼休みのとき、
琉唯くんが輝先輩を殴ったの。」