ツンデレ彼氏をGETしろ!
「アイツの事、頼んでもいいかな?」
『へ…?』
お姉さんは真面目な顔をして私と向き合い、私の両手をギュッと両手で握ってきた
「私、仕事で海外に行く事になったの。」
『海外に!?』
「それでね、アイツももう高校生だし、連れていくつもりもないんだ。
でもアイツ料理とか掃除出来ないからさ?
掃除は週に一回家政婦さん呼ぶんだけどね?
たまにで良い。
美鈴ちゃんがアイツのことを好きじゃなくなったらもう忘れてくれていいから、たまに、ご飯でも作ってやってくれないかな?」
…やっぱりお姉さんだ。
どんなに渡辺くんに憎まれ口たたいても弟のことを心から心配してる優しいお姉さん
私、一人っ子だから羨ましいなぁ………じゃなくて!!
『私は、その、渡辺くん好きだし喜んでお受けするんですが…。
渡辺くんが嫌がったらどうしたら…?』