ツンデレ彼氏をGETしろ!

「あ、ほら飲みなよ?疲れてるんじゃない?」

お客様Aが私の運んできたオレンジジュースを一口飲んで私に差し出してきた。
…間接キス目当てかこの野郎!!

ピクピクと眉が動くのを堪えて笑顔を作る。

『残念なんだけど、仕事中だから遠慮しておくニャンッ。また、お友達いっぱい連れてきてくれたら…
その時はよろしくニャ?』

おぉ、寒い
おぉ、悲しい
おぉ、恥ずかしい!!
小悪魔黒猫の使命なんですよ!
だが男ウケは良いようで。


「気合い入れて超いっぱい連れてくるわー!あ、メアド教えてよー!」

出た。もぅ、ウザいっ!!
イライラしながら断っていると

「俺は客だぜ?そんな態度とって良いのかよ!?」

耳元で小声で言ってくるお客様A
…別に良いと思いますよ?
 
 
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