TRUE LOVE
結局私はB組、真衣はC組。
真衣と廊下で別れた私は、教室に入っていった。

「美嘉おはよー」
「お、山下じゃん」

さっき張り紙で見た皆からの
あいさつに適当に返事をしながら席に着いた。

「美嘉おはよ♪」
『おはよ』

話しかけて来たのは、
毎年席の近い 宮川 愛だった。
席が出席番号順だから
始めはいつも席近いんだよね。

「他の学校の人少ないよね」
『確かに…』

そう…周りを見回したけど
他の学校から来た生徒は
10人も居なかった。
こんなに少ないんだ…。

入学式たるいなんて話をしてたら担任ではない先生が来た。

「えっと…」

どうやらまだ来てない生徒の確認をしてるようだった。

そこへ…

ガラガラっ

「せ…セーフ?」

多分他の学校からの生徒?
見たことのない生徒が遅刻したらしく勢い良く入ってきた。

第一印象は入学式に遅刻したんだからちょっとだらしない。

でも容姿は悪くなかった。
まぁだらしなさそうな感じは伝わってくるけど(笑)



悠真との出会いはこの日から。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop