~親友という名の絆~
「なんかバスの事故があったみたいで、なかなか私の乗ったバス進まなかったの。」

「事故…ですか…?」

「あら、知らなかったのね。
今朝、中央交差点でバスとトラックの衝突事故があったの。
けっこう大きな事故だったから、なかなか通れるようにならなかったみたい。
ニュースで流れてたみたいだったから、2人も見たのかと思ってたわ。」

「そんなに大きな事故あったんだ。」

遥は呑気そうに言った。

「と言うことは、薫がバスに乗った後に事故があったってことか…」

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