~親友という名の絆~
グレー
「アイツを戻して良かったのかよ…」
グレーの空間に黒い服の少年が現れた。
彼の黒い瞳は金色に揺らぎ、迷いが浮かんでいる。
「いいんだよ。今までもしてきたことでしょ?」
椅子に座る白い服の人物がわらう
白く変わった髪の下で細められるブルーの瞳
「けど…アイツはここに来たのは2度目だったんだぞ。」
「いいの、いいの。あの2人だって喜んでたんだし♪
それに君がした約束だったしね。」
彼はクスリとまた笑い脚を組んだ
ジャラッ
その足には太い鎖
「……悪ィ…」
「…あのことなら気にしなくてもいいって言ってるのに…
僕らは長いことここにいる。
ちょっとくらいここにいる時間が伸びただけだからさ。」
彼らの後ろの鎖の山を見つめる。
太く頑丈な鎖
「……すまない……」
そして少年達は目を閉じる
ジャラッ
また新たな鎖が追加された。