~親友という名の絆~
「ゴメン。レジ混んでて…」


奈津が戻ってきた。

なんか様子おかしいのって気のせい?


「どうしたの?」

「何でもないよ。」

「そう…」




ふと時計を見ると、針は5時を差そうとしていた。


私は6時に帰る約束をしてきていた。

ここから家まで結構あるから、ソロソロ帰らないといけない。


「もうこんな時間か…」

「ソロソロ帰る?」

「うっ…うん…」


それから待ち合わせをした桜の丘まで帰ってきた。


「ねぇ、木に登らない?」

木を見上げて私は2人に言ってみた。


「いいけど…何で?」


だって…



「何となく♪」



まだ伝えられてないし




まだ一緒にいたいから

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