~親友という名の絆~
「人ってさ、本当に心を許せてない他人と居るときは、無意識に自分を抑えてしまうの。
本当の自分を出せるのは、大切な人、一緒に居て安心できる人。
コレはあくまで私の憶測だけど…
あなた達2人はそうなのかもしれないわ。」
夕焼け色の風が2人の間を吹き抜け、髪をそよがせていった。
乱れた長い髪を耳に掛け直し、理恵は続けた。
「ねぇ涼、友だちって2人が互いに『友だち』と認識してなければ、友だちではないってコトになってしまうの?
翔くんの場合、友だちが居るっていう感覚が分からないだけじゃないかしら?」
(そう…なのかな…?)
「そうよ。きっとね。せっかく生きているんですもの。前向きに考えなきゃ。
心の声に答えるように返すと、理恵はまたやんわりと微笑み掛けた。
何時も笑顔の絶えない姉
この笑顔が崩れてしまうコトがあるのだろうか
時折、頭にそれが浮かんでくる。
本当の自分を出せるのは、大切な人、一緒に居て安心できる人。
コレはあくまで私の憶測だけど…
あなた達2人はそうなのかもしれないわ。」
夕焼け色の風が2人の間を吹き抜け、髪をそよがせていった。
乱れた長い髪を耳に掛け直し、理恵は続けた。
「ねぇ涼、友だちって2人が互いに『友だち』と認識してなければ、友だちではないってコトになってしまうの?
翔くんの場合、友だちが居るっていう感覚が分からないだけじゃないかしら?」
(そう…なのかな…?)
「そうよ。きっとね。せっかく生きているんですもの。前向きに考えなきゃ。
心の声に答えるように返すと、理恵はまたやんわりと微笑み掛けた。
何時も笑顔の絶えない姉
この笑顔が崩れてしまうコトがあるのだろうか
時折、頭にそれが浮かんでくる。