~親友という名の絆~
「だって、僕たち全く同じ反応するコト無いでしょ?
それに君が雷苦手なんて初めて知ったし、意外だったからさ……つい…」


「ついじゃない、ついじゃ」


涼の笑いはなかなか止まらない。


翔はもう如何とでもしてろと溜め息を吐き、また胡座を描いて座り直した。

「で、さっきの話の続きは?」


笑いが治まりつつあった頃、涼に訊いてみた。


「えっ?」


「雷鳴る前に何か言おうとしてただろ?」


「あぁ、あれね……あれは……忘れた。
雷で消えたみたい。」


「なんだそれ。消えるものなのか?普通。」

「消える時は消えるよ。」

「バカだなぁ。」

「バカって何よ!!」





「……」

「……」










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