~親友という名の絆~
まるで初めから無かったかのように消えた一時間の記憶―

バス事故の話をしていた時に感じた胸の騷めき―

10分ゲームでの不思議な感触と、透けて見えた手―

そして、最近見なかったあの事故の夢―




一体どうしたんだろう…

私は後ろに両手をつき空を見上げた。

雲は一つもなく、何処までも青い空が続いている。

そんな空を見ていると、さっきまで渦巻いていた事がだんだんとその青い空に吸い込まれていくように、消えていった。



< 21 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop