~親友という名の絆~
ドンッ ドンッ

ガシャンッ

体育館の中からドリブルやシュートの練習をする音が聞こえてきた。

ガラッ

私達の近くにあったドアが開いて、唯が顔を出した。

「遥さん、薫さん。もうそろそろ1時ですから、再開しませんか?」

そう言って、体育館の時計を指差す。

「分かった。すぐ行くね。」

遥が笑顔で答える。

「はい。」

唯はそう答えて体育館の中に入って行った。

「もう1時?」

「時間経つの早いね。」

そのままの格好で時計を見上げた。

「薫早く行こっ。そんでもって、今日は早めに終わろ。明日試合がある事だし、疲れを残さない様にしなきゃいけないからね。」

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