~親友という名の絆~
「私も早く帰ってご飯食べよ。お腹空いちゃった。」

奈津も立ち上がりスカートに付いた芝生を払う。

「あっそうだ、明日頑張ってね。」

思い出したように奈津が言う。

「ありがとう、奈津。」

「新聞部来ないの?」

「もちろん行くよ。でも明日忙しいかもしんないし…」

げんなりとする奈津。

「大変だね…そっちも。」

「まぁ、お互いに頑張ろう明日。」

「うん。」

クスリと笑って遥と奈津が答える。


その後奈津は「また明日ね」と言って帰って行った。

「私たちも行こ♪」

遥は立つと行こう、とを差し延べてきた。

「行きますか。」

遥の手につかまり立つと、そう言って私達は唯の開けたドアから入っていった。




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