~親友という名の絆~
私がバスルームから出ると遥はもう眠ってた。

ベットの半分から向こうに掛け布団を押しのけ、脚を床に下ろしたまま横に倒れ込んでいた。

髪乾かしながら寝ちゃったんだ。

結構疲れてたみたいだし…

私の分まで新聞配達してくれたんだから当然か…


遥の脚をベットにのせ布団をかける。


私はまだ湿っている髪を櫛でとかしながら窓の外を見る。


夜空には散りばめられた星と満月に見える月。


完全な円とは少し違うから十三夜位かな…


空には雲一つない。

この調子なら明日も晴れそうだ。


私は雨は嫌い


じっとりした空気が纏わりついて動きが鈍る感じがするから。

だからといって晴れればいいと言うわけではない。


気温が高ければ屋内でも熱中症になる可能性がある。


私も経験がある。

明日はそうならないといいんだけど…




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