~親友という名の絆~
霞駅のバス停で降り歩いて集合場所の噴水前に向かう。
駅では他の学校の制服を着た人が何人か歩いている。
「遥さぁーん!薫さぁーん!!」
誰かが手を振ってる。
恵だ
隣には新田先生もいる。
私たちは走って2人の所へ行った。
「おはようございます!」
元気よく挨拶する遥に続いて私も挨拶する。
「おはよう。昨日はゆっくり休めた?」
「はい。」
ニカッと笑って遥が答える。
「薫はあの後大丈夫だった?」
「大丈夫です。調子も戻りましたし♪」
私は右手をヒラヒラさせてみせた。
「そう。」
「あの…他のみんなは…?」
遥が尋ねる。
「まだよ。集合時間まで時間あるしね。」
新田先生は腕時計を見て答えた。
「でももうそろそろ来るはずよ。座って待ってましょ。」