~親友という名の絆~
ベンチにはぐったりとした純が横になっていた。

玉のような汗をかいているが意識はある。

多分熱中症だろう。

「純?」

「……済みません……」

荒い息に弱々しい声

「…いいから…謝らないで…休んでて……」


鳴きそうな純を隣で先生が宥めている。


「あの、代わりの選手を出して下さい…」


審判が後ろから声を掛けてきた。


「交代…どうしましょう…」

先生は困った顔をした。




控えがいないから






百合はバスケを始めてそんなに経ってないから、この大会の選手登録していない

それに純は熱中症

私は怪我…






でも










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