~親友という名の絆~
「私が行きます。」

「薫、その手じゃ…」

「大丈夫です。
腫れも引きましたし、痛みもありません。」

私は先輩に貼って貰った湿布をはがした。

「本当に大丈夫なの?」

「はい。」

「なら…お願い」


「はい!!」


そう答えて、コートに出て行った。







「薫、大丈夫なの?」

コートに入ると遥が駆け寄ってきた。

他のみんなも心配そうにコッチを見ている。

「うん。大丈夫♪」

そう答えて手をヒラヒラさせる。

みんなにも「大丈夫」と笑って返した。






そして試合が再開した。








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