~親友という名の絆~
「薫!」


遥に投げられたボールが飛んできた。


左手でキャッチしてゴールに向かう。


その時視界に入ったタイマーの数字は

『10』

だった。



センターラインを越える。



ダンッ


相手チームの一人が道を塞ぐ。

ドリブルをやめ辺りを伺うけど、みんなガードされてパス出来ない。







タイマーは『5』







タンッ







軽く踏み込み身体のバネを利用してボールを放つ。






リングに届くかは分からなかった







でも、投げないよりも投げた方がいいから







『0』になる前にシュートが決まることを願って












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