病室の窓から… [完]
「もう…日暮れてんじゃん…
 帰ろうぜ…送るよ…」









「うん…ありがと、海斗…」









アタシたちは、帰り道、
言葉を交わさなかった…
それだけ、海斗はアタシを
気遣ってくれたのだろう……









「じゃ…今日は…ありがとね?
 明日また…学校で…」









「おう!!!
 お前は一人じゃねえからな!!
 俺もいるし…輝もいる!!!
 抱え込むな!!」









「うん…うん…
 ばいばい、また明日…」









「ああ…」









そう言い残して、海斗は
去った。









アタシの心はちゃんと修復されたのだろうか?
ワカラナイ……









考えるのはやめて…
とにかく、寝よう……
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