病室の窓から… [完]
「里子ちゃん、まだ間にあうわよ。
早くいけば......会えるよ!!!」


精神が壊れかけてたのか、
あたしには届くはずがない



「い、いいです.....
帰ります.....」



「さ、里子ちゃ....」



ねぇ.....
あたし、伝えたいことあったのに......



「ずるいよ.....輝......
好きなの....バカ....」


心とは裏腹に真っ青な
冬の寒い青空に向かってつぶやいた
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