病室の窓から… [完]
「あの子のところには
 よく女の子がお見舞いに
 きているねぇ…」









「その子のことなんですけど…」








「どうかしたのかい?」









「あの子を…
 里子ちゃんを…
 どう思いますか????」








佐野さんは少し考えた…
2~3回しか見たことのない
見知らぬ女の子のことを
聞かれたんだから…
当然だろうけど……









「う~ん……」









悩みだす……









「あの子は…
 きっといい子だよ…
 きれいな目をしている…」
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