病室の窓から… [完]
言ったと同時に
里子ちゃんの目がかっと見開かれた。









「何いってるんですか!?
 朝子さんは
 ぜんぜん汚くなんかないです!!
 むしろ、とっても綺麗ですよ!」









初めて話すこの子に
こんなこといわれて…
とてもうれしかった……









「自信持ってください。
 朝子さんは私なんかより
 ずっとずっと…綺麗です」









「里子ちゃん……
 ありがとう……
 輝君にもよろしく言っておいて…」









「はい。
 あの…!!!」









そうだ…
この子は何で私のところにきたのだろう…
そして…また呼び止められた理由って…?
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