病室の窓から… [完]
―――パンッッパンッッ…---









手を打った……
乾いた音が静かな境内に響き渡る…









「神様……
 今日も輝を生かせてくれてありがとう
 明日も……輝をよろしくお願いします」









これでアタシの1日は終わる…
もう…夕暮れだ……









叶いそうで叶わない……
そんな…願い……









「輝ッッッ!!!」









そんな……









―――――恋…―――――









アタシは声をあげずにないた…
誰にも聞かれていない…
そんな安心感から…
寂しさから……

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