遊恋学-ユウレンガク-
想い、傷、
放課後。
あたしたちは集まる。


いつもの場所へ…





――+゜

「遅いよー、千紗!」

「ごめんごめん」



あたしは軽く謝り、
4人のほうへ笑顔を向ける。

右から、
理香、洸、優喜、愛
と、並んでいる。


「あれ?愁は?」

あたしが愛に尋ねると愛はまだきてない、と呟いた。
「彼氏より愁の心配かよー」

「違うからっ、優喜のバカっ」





“彼氏”

違う。
そんなんじゃない。

ただの設定に過ぎないの。









あれはちょうど2週間くらい前のこと―…

あたしと理香と愛と
愁と優喜と洸で遊んだときがあった。

ただバッタリ逢っただけなんだけどね。

そのときに、
何故か仮カレカノということで設定ができた。
ただのノリだけど、グッパーで分かれた。

あたしと優喜
愛と愁
理香と洸

てなカンジで。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop