夜桜

「渡せてよかった!俺、クラス聞いてなかったから」

「そういえばそーだったね!なんでわかったの?」

「それがさっ今日の朝、お前が可愛いって言ってた人の話、したじゃん?そいつが言ってた」

「えぇー…」


「すげーな!モテモテじゃん!!」

「違うよ…」

「ははっ!また俺、アイツらに自慢しよ!!じゃ、帰るな♪ばいばーい」

そういってすごく綺麗な笑顔で手を振ってくれた。


「うん!…って、自慢はしなくていーから!!じゃーね♪」


蒼は元気よく走っていった。

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