夜桜
「ちょっと!!華恋!!!」
麻美が興奮した様子でかけよってくる。
「何?!」
「蒼くんと知り合いなの?!しかも朝って…なに?!」
「声デカ…」
麻美のあまりの迫力に驚いてしまった。
「なにがあったの~?!」
「あー、カギをしめてもらっただけ!自転車の」
「えー!!いーなあ」
「なんで?」
「なんでって!めっちゃかっこいいじゃん♪すごい有名だよ」
「ええ?!!」
そ…そうなんだ!!
きれいとは思いまくってたけど、やっぱもてるんだ…。