心 の 隙 間
「あははははっ。それほんとですかっ!?」
『まじまじっ!俺そう聞いたんだって。』
それから2時間後。
意外にも盛り上がっちゃってるあたしとハル先輩。
『やべー。苗ちゃん超うける。』
「いやいや。先輩がおもしろいんですよ〜。」
『まーね。よく言われる♪笑』
そんな話をしているうちに、外はもう真っ暗になっていた。
「…あ。そろそろあたし達帰ります。」
あたしと七実は席を立ち、帰る支度を始めた。
『おぉ。また明日ね〜!」
あたし達は先輩達に手を振り、店を出た。
『苗〜っ!どうしようっ。……恋しちゃったかも。』
次の日、いつも通りお昼休みにお弁当を食べていると、七実が急にそんなことを言い出した。
「えっ!まじっ!?誰誰誰誰っ!?」
『え?えっとお…。平野先輩。』
「え…平野先輩…?」
『…昨日ずっと話してた人。』
「…あっ。あのスポーツ刈りの人?」
『……うん//』
「うっそ♪なんでなんで?」
『えっと〜…昨日話したらすごい楽しくて、帰ってからも先輩のこと頭から離れなくて〜♪』
そう言いながら、頬を赤く染める七実。