心 の 隙 間
それからまた、1ヶ月がたち、あたしと七実はハル先輩たちと絡むことが多くなった。
「わ〜っ!遊園地だあ〜♪」
今日は日曜日ということで、七実、ハル先輩、平野先輩のいつもの4人で遊園地に来ていた。
『先輩っ♪早く行こっ』
平野先輩の腕を引っ張り幸せそうな七実。
この二人は、一週間前、七実が告白して付き合うことになった。
『あーあ。いいなあ〜ラブラブ…』
あたしの隣でうらやましそうに2人を見つめるハル先輩。
「ハル先輩なら、彼女になってくれる人いっぱいいますよ〜?」
『うーん。でもやっぱり自分から好きになった子じゃないと〜…』
「わっ、先輩らしくない言葉!」
『はあっ!?俺はそんなチャラ男じゃねぇし〜』
「えー?そう見えますけどおー?♪」