悪魔? or 天使?(下)




「いい」




あたしだって勝算のない勝負を無防備に受けるほど馬鹿じゃない。





「私はね、あなたに大切な物を奪われた被害者なの。

だから正しいのは私。あなたを信じる人はいない」





「すごい自信だね」





「当たり前だよぉ」




長島はゆっくりとあたしに近づき、耳元で囁く。





< 62 / 209 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop