あの日に戻りたい・・・。
DEAR:高ちゃん
今、イタリアで学校の編入試験を受けて
特進クラスになったよ(^^)/
高ちゃんもがんばってね。私もがんばるから
FORM:蘭
明日から学校だ!!
楽しみでしかたない。
がんばらなきゃな
「今日はみんなに転入生を紹介するよ」
「せんせーい!転入生って受け入れないんじゃないですか?」
「そうだよ!なんで?」
「みんな静かに!今回の転入生は海外からのご令嬢だ。」
「ご令嬢?」
「そうだ。お父さんは銀行員の支店長として働いている
しかもあの○○銀行だ」
「うそー」
「本当だ。入ってきなさい」
-ガラッ-
「西内 蘭です。よろしく」
「みんな仲良くするように」
「はーい」
ここにいるみんなはご令嬢ばかり。
町の有力者や政治家の娘、大企業の御曹司など
肩が懲りそう・・・。
「西内さん」
話しかけてきたのは、お父さんが町の知事の娘
キャサリーだった。
「今日からよろしくね」
「こちらこそよろしく」
「あなたのお父様の銀行には家のお父様がお世話に
なっているの。よかったら今日家に遊びに来てくださらない?
お父様も喜ぶわ」
「ええ。是非行かせて頂くわ」
「本当?よかった」
他にも何人かの人から話しかけられて
友達になった。
みんなとても優しくてきさくな人だった。