to Home!!
1章
暖かい日差しの中
私は1人公園のベンチで
たたずんでいた。
「はぁ…。」
なぁーんでこうなっちゃったんだろ…。
私が悩んでいる理由…
それは…
────…
丁度1ヶ月半前…
「未裕(ミヒロ)、合格おめでとうーっ!」
「姉ちゃんすげーな!」
「ありがとー、お父さん、お母さん、直人!」
私は県外の高校に合格して東京に引っ越す事になった。
だから家で家族全員でお祝いしてもらっていた。
本当に必死に
勉強してよかったぁ。
しばらく皆でワイワイしていた矢先…。
「で!!こんな盛り上がっている時にもう一つ!」
…ん?
お父さんとお母さんが
やたらとニコニコしている。
…なんか嫌な予感。