to Home!!
今は我慢しよう…
─…
「未裕ー?起きなさーい。学校ですよー、って…え!!?」
次の日の朝。
祐也さんが、お母さんみたいな口調で私の部屋に入ってきた。
そんな彼は入ってくるなり起きている私を見て、絶句する。
なんか失礼だな…
「私が起きてるのがそんな珍しいデスか?」
わざとらしい言い方で言ってやった。
「あ…いや、うん…」
あれ?
なんか元気ない?
「祐也さん?」
そんな反応されたらちょっと今の言動に後悔するじゃん!!
「朝ごはん出来てるからね」
「え、あぁ…はーい」
コロッと明るい表情に戻した祐也さん。
私が起きてるのがそんなに変だったの?
と、思いつつ、私はこれまで通りに朝を過ごした。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
その声にニコッと笑って私は家を出た。
学校に遅刻ギリギリにつき、チャイムがなる10秒前に着席できた。
ふぅ…なんとか間に合った。
安堵のため息と共に、誰かに紙くずを投げられた。
いたっ!
なにコレ…?
グシャグシャに丸められた用紙を広げると…
『俺いいこと思い付いた!後で俺の席来いよ。』
飛んできた横方向を見ると、ニヤリと笑う榊がいた。
お前が来いよ!!
とは思ったが、まあ仕方なく「了解」とその紙に書いて、また丸めて黒板に向き直った榊の頭目掛けて投げた。
まぁ、それは言うまでもなく見事命中。
─…
「未裕ー?起きなさーい。学校ですよー、って…え!!?」
次の日の朝。
祐也さんが、お母さんみたいな口調で私の部屋に入ってきた。
そんな彼は入ってくるなり起きている私を見て、絶句する。
なんか失礼だな…
「私が起きてるのがそんな珍しいデスか?」
わざとらしい言い方で言ってやった。
「あ…いや、うん…」
あれ?
なんか元気ない?
「祐也さん?」
そんな反応されたらちょっと今の言動に後悔するじゃん!!
「朝ごはん出来てるからね」
「え、あぁ…はーい」
コロッと明るい表情に戻した祐也さん。
私が起きてるのがそんなに変だったの?
と、思いつつ、私はこれまで通りに朝を過ごした。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
その声にニコッと笑って私は家を出た。
学校に遅刻ギリギリにつき、チャイムがなる10秒前に着席できた。
ふぅ…なんとか間に合った。
安堵のため息と共に、誰かに紙くずを投げられた。
いたっ!
なにコレ…?
グシャグシャに丸められた用紙を広げると…
『俺いいこと思い付いた!後で俺の席来いよ。』
飛んできた横方向を見ると、ニヤリと笑う榊がいた。
お前が来いよ!!
とは思ったが、まあ仕方なく「了解」とその紙に書いて、また丸めて黒板に向き直った榊の頭目掛けて投げた。
まぁ、それは言うまでもなく見事命中。