to Home!!
「…てっ!?」


榊の小さく痛がる声が聞こえて思わず小声で笑ってしまった。




そして先生が教室に入ってくる。


すると近くで何やら物音がして、私は振り返った。




するとそこにいたのは、ノン。



慌ててケータイをしまったみたいだ。




ノンは私が見ていることにも気づかず、何かを夢中になって見ている。



その視線を辿った先は先生だった。







…せんせ…?













えっ!?



まさか…


ノン…












先生に好意よせてんの!?





直感でそう思った。


でも決めつけるわけにはいかないから、少し様子みてみよーかな…


若干ウキウキしながら、授業を過ごした。






「なぁ、ノンー、あのさ…」

「何?」



放課後。

鞄に教科書を詰め込むノンに近寄った。

ノンはキョトンとした目で私をみる。



うゎ…

いざとなると言いにくい…



やっぱやめとくか。


いきなり言って引かれるのは勘弁。


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