to Home!!
「……おいしい?」


なに、その含み笑い…。

さっきからずっと笑うの我慢してるの、バレバレ!!



「もふっ、わわいふい!」

(もうっ、笑いすぎ!)



「あはは、何ていってんのかわかんないよ?」



もー…

祐也さんの美味しすぎるご飯のせいで、食べ物をついつい口に詰め込んじゃうから…


上手くはなせない。


てゆーか、行儀悪いな…私。




今更ながら、恥ずかしくなる。





気になって、ちらりと祐也さんを盗み見るつもりだった。



顔を上げた瞬間

私を優しく見つめる祐也さんの目と私の視線がぶつかった。


それも、バチッ…と音がなりそうなくらい。






「んっ…?!」




ぶわっと自分の顔が赤くなるのを感じると同時に、ご飯を喉につまらせてしまった。






「えっ!?未裕!?大丈夫か!??」




慌てて祐也さんは私の背中をトントンと叩いてくれた。





また男言葉…



この時々みせる一面に私は一番弱い。


もちろん、顔の熱は一向に収まりません。






「ふぅ…」


「おさまった?はぁ、よかった。びっくりさせるよ、ホント」


「あはは…ごめん」



なんっか、こうして心配かけてばっかで…


ほんと、保護者としか言いようがないです…




恋愛対象になるなんて自惚れすぎ…だったな…。





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