to Home!!
未裕はベッドに横になると、すぐに眠りについた。
安心しきった顔で眠る未裕を見ていると、守ったやりたい、と思ってしまう。
俺は…どうするべきなんだろう。
昨日の夜から考えていたこと。
俺はもう完全に未裕が好きだと気づいてしまった。
好きな女と一緒に暮らすのは、男の俺には余裕がない。
…やっぱ、離れるしか…ないよな…。
未裕の両親だって、知ったら心配するだろうし…。
「未裕…、」
ほんとは離れるなんて真っ平だ。
耐えられない。
大袈裟にいってるかもいれないけど、苦しんでた俺を助けたのは未裕だ。
未裕だって、俺が突き放せば泣きまくるに決まってる。
どっちが正しいかなんか、俺にもわかんない…
直子とは上手くいかなかった。
未裕は……どうなんだろう…。