to Home!!
やっぱり、さっきと変わらない、優しい表情のままだった。
「俺の歯止めが効かなくなるのは未裕のせいなんだけど…、でも」
祐也さんの左手が私の右手に絡まる。
もう片方の手で私の頭に置いて、おでこをくっつけてきた。
「そのたびに未裕が今みたいに止めてくれると思ったから…いいかなって」
「祐也さん…」
「いくら暴走するといっても、未裕に止められたら絶対無理矢理にしないよ?俺。」
そんなのわかってる
分かってるよ…。
「うん……」
「ちゃんと止めてくんなきゃ、しっかり襲っちゃうからね?」
「ちょっ、ゆ、祐也さん!?」
私の反応を楽しんだ後、彼は真面目にこう言った。
「だから、ずっと一緒にいてね…」
そういって、祐也さんとその後
数えられないほどのキスをした。
─…
そして次の日にはすっかり体のだるさもなくなり、元気よく飛び起きた。
「おはよ、未裕」
昨日のことが嘘のようにいつも通りの祐也さん。
その反応に少し不安が混じってしまったのも無理はない。
「うん、…おはよう」
いつも通り手際がよくて、目の前に美味しそうなご馳走が出される。
それをいつも通りに食べる私。
全部いつも通り…。
不安は膨らむばかりだ。