to Home!!
祐也さんは振り向くと遠くに見える私を見て、驚いた顔をした。


それから人混みで動けない私に近づいてきてくれて、腕を引っ張られた。


「わっ…」

急にだったからビックリして声が出てしまう。


「わっ…じゃない、迷子になるよ?」


祐也さんはふざけて少し怒った顔をした。



「だって、人多いから…」


と、話したとたん、
祐也さんは私の手を掴んだ。



「…ったく、世話がやけるなぁ。放さないでね?」


「えっ!?ちょ…」


手を捕まれ、うろたえる私をお構いなしに祐也さんはグングン進んでいった。



だめだ…

都会はまだまだ慣れるのに時間がかかりそう



< 22 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop