to Home!!
この時、ふと誰かの視線を感じた。



「ん?」


気になってキョロキョロしてみるものの、誰からの視線か分からない。


「どしたの?椅子すわろうよ、ミヒロ」



横にいるノンに服を引っ張られる。






…気のせいかな。



私はあっさりと探すのを止め、受験番号順でノンの後ろに座った。



《えー、では今から…》



それからは、皆さんもご存知の通り、長い長い話が始まりました。














────
─…




「あーあ!疲れたっ!」


話長いよ!長すぎ!



「ほんとだね」


横で笑うノン。



その笑顔に癒されて、気分は元通り。



「えーっと、今から制服採寸と、教科書販売と…」



「端の教室から回ってけば、全部終わるよ」


「そだね」



ノンに言われ、私達は学校に必要なものを買い込んで行った。






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