to Home!!
もう、こんなことならノンに待っといてもらえばよかったなぁ…。
これもって1人で帰るなんて無理。
どうしよ…
ノンに早速メールしよかな…
いやいや!
それはさすがにウザいな。
ノンにウザいと言われると立ち直れないし…。
「…おい」
かといって助けを求められそうな人は…
あ!
祐也さんは!?
祐也さんなら来てくれたりするかも!
「おい」
あー…でも甘え過ぎかな…。
んー!!
「どうしよう!!」
「うわっ!?」
…へ?
堪えきれず叫ぶと同時に、誰かの声がした。
後ろを振り替えると…
「あ!やっぱあん時の!!」
えっ!?何っ?
その人は私の顔を見るなり、指差してきた。
「え…?」
「覚えてねぇ?警察呼んだフリしたやつ」
そう言ってその人は、今度は自分を指差す。
…?
……………。
ああーっ!
思い出した!
「あの時助けてくれた人ーっ!!」
「そうそう。思い出した?」
「はい!あの、あの時はありがとうございましたっ!」
「あんなの別に礼言われるほどのことじゃねーし。ってか、何回も呼んだのに全然気づかねーから、近寄ったら急に大声だして、ビックリするっつの!」
うわ…恥ずかしい。