to Home!!
ドサッ…



へ?

後ろを振り替えると
男の人が倒れていた。



「だっ、大丈夫ですかっ!!?」


私はあわててベンチの後ろに回り、その人の肩を叩いた。


どうしよ…

あ、そうだ!


「救急車っ…。」


私がもつれそうになりながら携帯を取り出したとき…




がしっ




「…い…。」




「えっ!?」


「……いぃ…。」


眉間にシワを寄せながらその人は言った。


でも…

目の前で倒れられてほっとくわけにはいかないよね。



私はその人に肩を貸して、なんとかベンチに運ぶ事が出来た。


「…。」


よく見ると綺麗な顔立ちの人だなぁ…。

俳優になれそう…



私はまじまじと寝ているその人の顔を見ていた。


そよ風でその人の茶髪が揺れる。




眠い…






昼過ぎのぽかぽか陽気に
耐えられなくなった私は、
そのまま横のベンチに座って
寝てしまった。
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