to Home!!
時刻は午後2時。


一番気温が高くなる時間だ。




こんなゴロゴロしてる日は、激しい眠気に襲われる時間なはず…



なんだけど…








「祐也さん帰ってこないかなー…」



なぜか全く眠気がない。



暇、


暇暇

ひま暇ヒマ!!



暇すぎる!



誰も相手してくれる人がいない上に、へたに出掛けると慣れてない場所で迷子になるだけ。



「うー…やることなんにもないし」



すると

ピンポーン!


と、インターホンが鳴った。




もしかして、祐也さん!?

期待に胸を膨らませ、インターホンのカメラを見たが、そこには知らない女の人。





え…これって出るべき?


出ないべき?



しばらく迷ったあげく、出るのを止めた。




するとその人は少しの間動かなかったが、時間が経つと、悲しそうな顔をしていなくなった。



…出ればよかったかな。


うー…ん、

祐也さんじゃなきゃ対応出来ないんだから、いっか。



すると


ピンポーン!


またまたインターホンの音。



今度こそ祐也さん!?

ま、そうでなくても次は出よう…



「はい」


「ちょっと!出てきなさいよ!私のユ…」

「おい!!」


出た瞬間、さっきの女の人の怒った声と、祐也さんの声が聞こえた。

< 55 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop