to Home!!
祐也さんにとっては、妹とかペットとか、そんな感じなんだよ


私の存在は。






その日はノンや榊に隠し事が全部バレて、スッキリするはずだったのに

沈んでしまっていた。





「ミヒロ…今かなり傷ついた顔になってるけど…もしかして」






「うん…。やっぱ顔に出ちゃうんだね」










きっと







祐也さんが好きなんだ…


だからこそ

あの人の言葉に一喜一憂する。



だからそばに居たくて、
一生懸命隠そうとした。

祐也さんのためとか言って、
結局自分のためで。













─…



只今、ドアの前。

中に入るダケなのに緊張。



あいにく部屋の電気が付いているから、祐也さんは家にいる。





な、なんか好きとか気付いちゃったら
ドキドキしてきたっ…





どうしよ…





ゆっくりドアに手をかけようとした。







「ただいま」











!!?!!!!??





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