愛の果実
「俺、お前の笑ってる顔、初めて見た。」

「だって友達いないもん。」

「じゃあ俺が友達になってやろうか。」

「本当!?」

「当たり前だろ。」

「ありがとう」

「よろしくな。これからどんどん話しかけていいから。」

「うん。」


キーンコーンカーンコーン♪


「あっ!!チャイムだ。教室戻るか。」

「うん。」

これが裕也との最初の思い出。

うれしい気持ちでいっぱいだった。






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